初任者研修ノート(その3の②)
障害の種類
視覚障害
白内障:老化からくるもの。水晶体が白濁し見えづらくなる。
緑内障:失明の原因としてもっとも多い。頭痛や視野欠損がある。
聴覚障害
難聴は以下の二通りに区別される。
伝音性難聴:小さい音が聞こえにくい。
感音性難聴:高音が聞こえにくい。高齢者の難聴は一般的にこちら。
あとは平衡機能障害もここに含まれる。
失語
これも二通り。
運動性失語:ろれつ(舌)が回らない。
感覚性失語:言葉がわからない。
肢体不自由
以下のような原因によってマヒが起こる。
脊髄損傷:事故などによる。損傷部位より下が左右対称にマヒ。
脳血管障害後遺症:脳卒中による。片マヒの場合が多い。
脳性マヒ:先天性。硬直や意志に反して動いてしまう。
精神障害
統合失調症:幻覚・妄想、思考・認知障害、感情・意欲障害などが生じる。
障害者に関連した法律と障害者手帳
身体障害・知的障害・精神障害はそれぞれ分けて考えられてるっぽい。
身体障害者福祉法
「身体障害者手帳」:1〜7級の障害等級のうち6級までに交付される。
知的障害者福祉法
「療育手帳」:A、Bの二段階または四段階だが名称も含め統一されていない。
精神保健および精神障害者福祉に関する法律
「精神障害者保健福祉手帳」:上の法によって規定された疾患を持つ人に交付される。
初任者研修ノート(その3の①)
今回の講師は看護師の人だったので、医学的な内容にも少し触れていた。
介護における生活支援の考え方
本人にとっての必要性をニード、欲求をデマンドという。例えば・・・
「お腹空いたから何か食べたい」 = ニード
「お寿司食べたい」 = デマンド
こんな感じ。要するに満たされていないといずれ健康に支障が生じるのがニードで、そうでないのがデマンド(言い様によってはワガママ)という区別でいいだろう。デマンドは時に理不尽であり、サービスの一環としてデマンドに応えてしまっていたがために結局それ以上継続できなくなってしまうことをケア破綻というそうだ。
介護における生活支援ではニードだけ満たしてあげればよくて、デマンドには応じなくてOK(ただし、これはあくまでも基本的な考え方の話なのであしからず)。
体の仕組み
機能としては大きく二種類に分けることができる。
- 生命維持
- 運動・身体制御
部位名称
また、これらの部位はさらに体の中心線からの距離で内側(ないそく)・外側(がいそく)と呼び分ける。
参考:
http://www.takatsu-chiro.com/yougoshu/name-body.htm
(テキストの図はもっと細かいのだが著作権上問題があるかもしれないので)
バイタルサイン(正常時の目安)
- 体温(35 ~ 37)
- 脈拍(60 ~ 100 / 分)
- 血圧(140 / 90)
- 呼吸(16 ~ 20 / 分、ただし変動や個人差が大きい)
- 意識(返事の有無で判断)
障害の理解
障害とは
- 継続的(不治)
- 生活に支障
障害者基本法で定義されているらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%B3%95
障害者等級で1〜7級まで段階分け(数字が小さいほど重い)されており、福祉サービスの利用要件となっている。
用語
- ICF(国際機能分類)
-
ICIDH (国際障害分類)
障害に面した本人や家族の心理
ショック →( 否認 → 悲しみ・怒り )→ 適応・受容
特に、()内の段階を支持的態度で受け止めることが大事。また、これらの期間には個人差があり逆流もあり得るので注意。
長いので分けます。
教わったことメモ(胸骨圧迫について)
いわゆる心臓マッサージだが、これはなんと・・・
ドラえもんの歌のリズムでやるのが意外とちょうどいいらしい。
つまり・・・・
あんな♪
こと♪
いい♪
な♪
でき♪
たら♪
いい♪
な♪
という感じ。
あとちなみに最近は人工呼吸はやらないのが主流とのこと。